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OpenESの方が有利なの?OpenESのメリット・デメリット徹底紹介

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就活を進めるうえで『募集要項』の確認はとても重要です。なぜなら必要な書類を適切な方法で期限内に提出できるかは、働く能力として判断され選考に影響がでるからです。
そこで本記事では、提出書類に指定されることもある『OpenES(オープンイーエス)』にしっかり対応できるよう、メリットやデメリット、注意点を中心にご紹介いたします。


OpenES(オープンES)ってなに?


OpenESはリクナビが提供している就活支援サービスです。
WEB上で作成したエントリーシートをOpenESのサイト経由で多種多様な企業に提出ができます。
OpenESの利用にはリクナビへの登録が必要です。
OpenESは
・リクナビが提供している就活支援サービス
・大手から中小企業まで多様な企業が多数登録している

OpenESの強みは『WEB経由で複数の企業に応募ができること』ですが、OpenESでのエントリーはOpenESを利用している企業に対してのみとなります。
そのためOpenESでのエントリーを希望するなら、希望企業がOpenESを導入しているか事前にしっかりとチェックしておきましょう。

OpenESには何を記入するの?


OpenESに記載する内容はESとほぼ同じですが、一番の違いは「OpenESは自己PRやガクチカにPR写真を添付できる」ことでしょう。写真を添付することで「どのような環境でボランティア活動をしていたか」「どれくらいの規模でサークル活動を行っていたか」などを一目で伝えることができます。
言葉では伝えきれない様子を写真でさらにアピールできる点がOpenESの強みの1つといえるでしょう。
 
<OpenESに記載する項目>

氏名、生年月日、住所など
学歴、職歴
保有資格・スキル
趣味・特技
学業、ゼミや研究室などで取り組んだ内容
自己PR(写真添付可)
学生時代に最も打ち込んだこと(写真添付可)
 

OpenESでのエントリーの流れは?


WEBから次の流れでエントリーします。
1.    企業にエントリーをする
2.    エントリーした企業からOpenES提出依頼のメッセージが届く
3.    文面に記載されたURLをクリック
  (リクナビメッセージ以外での依頼は氏名・アドレスの認証が必要)
4.    必須項目に入力する(事前に作成しておくことも可)
5.    入力内容を確認後に送信
6.    提出完了画面の表示を確認し企業からの連絡を待つ


ESでのエントリーとの違いは『すべてWEB上で完結する』ことです。必須項目は事前に作成しておくことも可能ですし、内容のブラッシュアップはいつでもできます。

ですが、エントリーの際は送信時の情報が企業に届きます。
提出した内容を後から修正はできません。
内容をしっかり確認してから提出しましょう。

OpenESならではのメリット


ESを郵送で企業に提出された経験をお持ちの方はこんなことを思いませんでしたか?
「応募までにやることって結構多いなぁ」
「応募するには費用がかかるなぁ」

たとえば郵送での応募だと、
ESに記載する内容を推敲する→ESを印刷 または 手書きする→顔写真を貼る→クリアホルダーにESを入れる→封筒を用意する→住所を記載する→切手を貼る→郵便事情を考慮し余裕を持って郵便ポストに投函する、とこれだけの工程があります。

費用面でも顔写真のプリント代、ESの印刷代、封筒代、切手代と、応募が増えれば増えるほど費用がかかります。

対してOpenESだと
ESに記載する内容を推敲する(マイページで基本情報は入力済み)→エントリーページから必要事項を記入して応募する、で応募が完了となります。

また複数企業に同時に提出ができる、提出状況や提出先を確認することができるなど、効率的に就活ができるというメリットもあります。
 
<OpenESのメリット>
 
 
・応募に必要な時間やコストを削減できる  
・複数の企業に応募しやすい
 

OpenESのデメリット


OpenESはWEBでエントリーできるからこそのメリットもありますが、デメリットもあります。
それはデータでのエントリーのため、企業は望む条件での検索が容易になることです。

たとえば、企業分析や推敲を重ねて作成した自己PRやガクチカが、内容ではなく『データ』として検索・判断されてしまう可能性があるのです。

またOpenESは効率よく気軽にエントリーできるため、自然とエントリー数も多くなります。
そうなると企業は求める人材を効率的に選考するため、さらにデータ検索での選考を行うことになるでしょう。
その検索条件が『学歴』であれば、選考すらされないかもしれない…という可能性もあるのです。

このように学歴だけで不適格と判断される可能性があることがOpenESのデメリットと言われています。
<OpenESのデメリット>

・ヒトではなくデータとして判断されやすい
・手軽に応募できるため倍率が上がる
 

OpenESの注意点


OpenESの提出は企業から送られてきたURL経由での応募となります。しかしここで注意が必要です!応募の際、基本項目以外に追加項目を求める企業もあるのです。

たとえば、忙しさゆえに提出期限ぎりぎりでURLを開いたため追加項目があることに気づくのが遅れ、内容を精査しているうちに提出時間を過ぎてしまった、ということが第一志望の企業で起こってしまったらどうでしょう?
応募のお知らせがきたらまずはURLを開き、提出する内容をしっかりと確認しましょう。

そして提出する企業ごとに『自己PR』や『ガクチカ』を書き換えるのはESと同じです。自分の人柄、能力、意欲をしっかり伝えるためにも、提出企業ごとにカスタマイズしましょう。
<OpenESの注意点>

・企業によっては「追加の記載項目」がある
・通過率アップのためには提出先ごとにカスタマイズしよう!
 

まとめ


事前準備をしっかりする、メリット・デメリットを理解することで、OpenESを利用して効率的に多くの企業へのエントリーが可能になります。
自分の就活スタイルに合わせてOpenESを活用しましょう。

【執筆者紹介】

角口 真代(かどぐち まさよ)
国家資格キャリア・コンサルタント
人材派遣会社でチームリーダーとして従事後、自己肯定感を高める関わりを大切に学生への面接指導・キャリア支援に携わる。またチームも自分も活かせるコミュニケーションが身につくことを目標に、学生へのチームビルディング研修も行っている。

 

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