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エントリーシートで見逃しがちな「趣味・特技」欄をパワーアップさせる方法

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エントリーシートを書くとき、どの項目に一番気合いを入れ、時間をかけて書きますか?
やはり、志望動機や自己PRでしょうか。
では、趣味・特技欄はどうでしょう。 
どんな気持ちで書いていますか?
「とりあえず書いておけば」と思っていませんか? 

もちろん、志望動機と比べたら重要度は低いかもしれません。
しかし、エントリーシート内の項目に‘いらない’欄はないのです。
「とりあえず…」、なんてもったいない!
趣味・特技欄も自分の一面を表す大事な要素。心を込めて『自分』を伝えましょう。


なぜエントリーシートに趣味・特技欄があるのか



そもそもなぜエントリーシートに、趣味・特技の記載を求められるのでしょうか。
その理由を人事目線で考えてみます。

 

応募者を多面的に理解するため


エントリーシートは、自己PRから始まり、学生時代に頑張ったこと、
志望動機、困難を乗り越えたこと、長所・短所等々、様々な記入欄があります。
それは、応募者がどういう人なのか、
どういう経験をし、どういう考えを持った人なのかを多面的に知りたいからです。

趣味・特技を書いてもらうのも、同じ理由です。
さらに趣味・特技については、大学時代だけでなく、
小中学校から続けていることや好きなことを書くケースも多く、
応募者の本質的な部分や人柄に触れることができる利点もあります。

 

面接の会話のきっかけづくり


面接の経験がある方は、面接のアイスブレイク(緊張をほぐすための何気ない会話)の時に、
趣味・特技欄に書いた内容から話を振られたことがある方も多いのではないでしょうか。
面接官と同じ趣味だったり、珍しい趣味・特技などは、このアイスブレイクにもってこいの話題です。
身体が大きくいかにもスポーツが得意そうな応募者の特技が『茶道』など、
第一印象と記載内容のギャップが大きい場合も、思わず話を聞きたくなり、
面接官が応募者に興味を持つきっかけにもなります。

 

エントリーシートの趣味・特技欄を書くときのよくあるお悩み3選


エントリーシートの中でも、とりわけ小さいこの趣味・特技欄を見て、
「この小さいスペースに何を書けばいいのか」
「自慢できるような趣味や特技がないから書けない」と悩むかもしれませんね。
そこで、趣味・特技欄のよくあるお悩みと、その解決方法3つについて解説します。

 

『趣味はゲーム』、書いていい?


基本「書かなくてよい情報」です。
『趣味:ゲーム』という情報から相手は何を想像するか、ということを考えてみてください。
「家に籠っている?」「人と関わるのが好きでない?」などのマイナスイメージを持たれるかもしれません。
そのような偏見がないとしても、「わざわざ書かなくても」「ほかに書くことがないんだな」
という印象を与えてしまう可能性もないとはいえません。
例外として、特別何か想いを持って取り組んでいるような場合
(例えば「ゲームの制作をしている」など)は、書き方を工夫してアピールにつなげましょう。

 

応募職種や業界に関係ないものは書かない?


趣味・特技欄は、あなたの一側面を伝える場ですので、
職種や業界との関連を気にする必要はありません。
小さいころ水泳を習っていて泳ぎが得意、趣味は節約料理など、
『自分の魅力』として堂々と伝えましょう。

 

特技がない場合は趣味だけでいい?


多くの人は「人に自慢できる特技なんてない」と思っています。
はい、自慢できなくて大丈夫です。自分が「これちょっと得意かも、わりとできるかも」
と思えることを、堂々と特技として記載してください。
趣味だけしか書いていないと、自分に自信がないように見えてしまいます。
『趣味・特技』と1枠になっている場合でも、
<趣味>●● <特技>〇〇 とそれぞれ書いて、しっかりアピールしましょう。

 

あなたの人柄をうまく表現できる趣味・特技欄の書き方


実際にどう書いたら良いのか、例文を見ながら確認していきましょう。
大切な基本となる考え方は、
『相手がどのような印象を持つかを想像して言葉を選ぶ』、ということです。

 

単語だけでなく、簡単な説明を入れる


下の例1と例2を見比べてみてください。
どちらがより相手にあなたの特長が伝わるでしょうか。
  • 例1 

<趣味> 音楽鑑賞
<特技> サッカー
  • 例2 

<趣味> 音楽鑑賞(J-popをよく聴きます)
<特技> サッカー(6歳から18歳まで12年)


もちろん例2ですよね。
ただ「サッカー」とだけ書いたのでは、サッカーをどれくらい
熱中してやっていたのかなど、詳しいことがわかりませんが、
「6歳から18歳まで12年」と書かれていれば、
「小学校から高校まで、ずっとサッカーをがんばっていたんだな、
継続力もありそうだ」ということを感じ取ってもらえます。

 

趣味・特技欄全体のバランスを考える


次の例はどうでしょうか。
  • 例3

<趣味> 音楽鑑賞(洋楽が好きです)
     読書(週1冊ペースで読みます)
<特技> ピアノ(15年)
     イラストを描くこと
  • 例4
                            
<趣味> 音楽鑑賞(洋楽が好きです)
     サイクリング(同好会所属)
<特技> サッカー(6歳から18歳まで12年)


たくさん書きたいことがあったとしても、似たようなことばかりになるのではなく、
「静と動」「一人でやること・大勢でやること」
「インドア・アウトドア」のバランス考えて書くと、
あなたを多面的に印象づけることができます。

例4では、スポーツ系2種類、インドア(音楽)1種類、
かつ、仲間と楽しむ要素も入っているので、バランスが良い表現の仕方です。
逆に、例3の場合は「インドア・ひとり・おとなしい」
という印象を強く与えてしまう可能性があるのです。

 

まとめ


自己PRやガクチカと違い、『趣味・特技』欄はあなたのなにげない日常や
大学以前にさかのぼった自分の特長を伝えることができる『便利』なスペースです。
小さなスペースで字数も限られていますが、自己PRでは書けなかった、
あなたの魅力や意外な一面を表現してみてください。

【執筆者紹介】

津田 典子(つだ のりこ)
キャリアコンサルタント、和光大学非常勤講師

ANA客室乗務員インストラクター、チーフパーサーとして11年従事した後、採用コンサルタントとして10社の新卒・中途採用業務に携わる。これまでに3大学にて4000件超の就職相談に関わり、現在は和光大学にてビジネスマナーとキャリア教育に力を注ぐ。


 

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