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就活で差をつける!採用担当の目にとまる履歴書作成ポイント

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就職活動に必須となる履歴書。書いてはみたけれどこれでいいのか不安になる、書いた内容に自信をもてないということはありませんか?
本記事では採用担当の目にとまりやすい履歴書のポイントを紹介します。
ポイントを押さえ自信が持てる履歴書で、就活に差をつけていきましょう!


履歴書の目的とは?


履歴書は「貴社に入社希望である私の基本情報を知ってもらうため」に作成します。

そんな当たり前のことを、と思われるかもしれませんが「会ったこともない何百、何千人といる就活生の中から、
ただ一人の私の基本情報を知ってもらう」となるとどうですか?
採用担当はあなたのことを全く知らない状態です。
履歴書からあなたがどのような経験やスキルを身につけてきたかを想像し、採用の判断をしています。

しかし実際は就活生全員の履歴書すべてを確認することは大変なため、
採用担当はポイントを絞って内容をチェックしています。
よって採用担当が履歴書でチェックするポイントを理解しておくことが重要となります。

 

◆採用担当の履歴書チェックポイント


人事歴30年になるベテラン採用担当は「履歴書を見ると入社後のその人の仕事ぶりがわかる」そうです。
なぜそのようなことがわかるのでしょうか。

採用担当は次の3つをチェックしています。
  • 社会人としてのルールを身につけているか
  • 誤字脱字はないか
  • どのような個人スキルがあるか
 

社会人としての知識やルールが身についているか


まずルールに基づき履歴書を作成できているかをチェックします。
例えば「履歴書に記入の年が元号または西暦で統一されている」や、
新卒であれば「職歴に『なし』と記載がされている」などです。
たかが元号、たかが定型文と思いがちですが、このような点から基本的な知識があるか、
ルールを守る意識があるかどうかが判断されているのです。
 

誤字脱字はないか


社会人となれば「誤字脱字」は大きな損害にもつながります。
誤字脱字は意識をすることで防ぐことができるため、安心して仕事を任せられる人物かどうかが判断されます。
つまり、誤字脱字を防ぐことで信頼できる人物だとアピールすることができるのです。
 

どのような個人スキルがあるか


このスキルは資格や専門的な知識という意味ではありません。
志望動機や自己PRに記載されている内容から人間性や、得られた経験を想像し、
困難や問題を乗り越えられるスキルがあるかどうかを判断しているのです。

と、理屈ではわかっていても、限られたスペースで何をどのように書けばよいのか悩みますよね。
ではどのようにすれば目にとまる志望動機や自己PRを書けるのか。そのポイントを次にご紹介します。
 

目にとまる履歴書とは


まず前提として知っていただきたいのは
「志望動機や自己PRは伝えたい事柄すべてを記載する必要はない」ということです。
興味がある内容や不明点は面接時に採用担当から質問されます。
ですので、志望動機や自己PRなどは
「この人の話を聞いてみたい」と興味を持ってもらえるかどうかが重要となります。

『カラーバス効果』と呼ばれる人間の心理効果をご存じでしょうか。
人間は視覚などから得られる情報を、自分に必要があるかどうかで無意識に取捨選択しています。
つまり「人は自分が求める情報に意識を向ける傾向がある」のです。
これは採用担当も同じです。採用したいと思える人物やその情報に、常に意識を向けています。

では、どうすれば採用担当の目にとまるのか。
そのためには企業理念や組織風土、社員の特徴を把握していることがポイントとなります。
企業が求める人物像にマッチしたキーワードを志望動機や自己PRに記載することで、
採用担当の目にとまりやすくなります。

しかしキーワードに気を取られて本来伝えたいことが伝わらなければ本末転倒です。
以下のポイント3つを押さえたうえで、読みやすい文字量で記載しましょう。
  • 志望動機には「なぜ貴社なのか」「貴社で実現したいことは何か」を記載する
  • 自己PRには「経験を活かした具体的なエピソード」を記載する
  • 文章は5W2Hを用いて具体的に端的に記載する
 

就活で差をつける1UPポイント


さらに差がつく就活1UPポイントを4つ紹介します。
「そんなことで?」思う細かいことかもしれませんが、何百、何千、何万人もの
履歴書を見てきた採用担当は「そんなこと」からでも人物像を読み解いていきます。
少しの気構えで就活に差がつきます。ぜひ試してみてください。
 

顔写真の質にこだわる


履歴書ではまず顔写真に目が行きます。できれば顔写真は写真館で撮影しましょう。
写真館で撮影するメリットは照明やカメラがプロ仕様なこともありますが、
与えたい印象の希望を伝えることで、イメージに合った撮影をしてもらえます。
また第三者の客観的視点が入ることで、自分では気づけなかった魅力を発見するきっかけにもなります。
ぜひ顔写真の質にはこだわってください。
 

メールアドレスはビジネス用を用意する


企業からの連絡や資料送付などがあるため、履歴書にはメールアドレスを記入します。
その際、ビジネスに適したメールアドレスを記載しましょう。
メールアドレスが社会人としてふさわしい単語や数字であるかを意識し、
情報管理がしっかりできる人物と印象づけましょう。
 

読みやすいレイアウトを心がける


採用担当が読みやすいレイアウトにすることで、気遣いや配慮ができる人物だとアピールすることができます。
具体的には、読みやすい大きさの文字で記載する、単語の途中で改行しない、略語を使用しないなどです。
書きたいことを書くために文字サイズを小さくしたりするのは論外です。
 

履歴書の用紙や印刷の質にこだわる


パソコンから履歴書を印刷した際に、用紙が薄かったりインクジェットの文字がにじんでいたりしていませんか?
可能であれば履歴書は文字をはっきり印刷できるレーザープリンターで印刷することをお勧めします。
一般的に「レーザープリンターは仕事用、インクジェットプリンターは家庭用」のイメージがあるため、
レーザープリンターで印刷するだけでも応募への真剣度を感じ取ってもらえるでしょう。
 

まとめ〜就活における履歴書とは


履歴書は企業に自分の意欲や能力をアピールするためのツールです。
応募する企業は『どのような人物を求めているのか』『どのような能力を求めているの』など
相手のニーズを抑え、より企業にアピールができる表現・内容・レイアウトで履歴書を作成しましょう。

【執筆者紹介】

角口 真代(かどぐち まさよ)
国家資格キャリア・コンサルタント

人材派遣会社でチームリーダーとして従事後、自己肯定感を高める関わりを大切に学生への面接指導・キャリア支援に携わる。またチームも自分も活かせるコミュニケーションが身につくことを目標に、学生へのチームビルディング研修も行っている。

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