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インターンシップの面接で気を付けること、よく聞かれる質問まとめ

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インターンシップの選考において面接が行われる企業は多いです。その面接内容によって合否に影響が生じます。
本記事では、インターンシップ面接を通過するために必要な情報をまとめました。


インターンシップ面接を受ける前の心構え


「面接」と聞くと、面接官と対話をする「当日」を思い浮かべるかもしれません。
しかし面接は本番もさることながら事前の対策が重要です。その理由を見ていきましょう。
 

なぜインターンシップを受けるために面接が必要なのか


最近ではインターンシップ受講希望者が増えています。そのため人気のインターンシップには多くの学生が集まり、人数を絞る必要性が出てきています。面接を通して、書類だけでは読み取れない意欲や人柄を判断するのです。
 

面接前には必ず準備をしよう


面接当日に行き当たりばったりで回答するのは避けましょう。面接好印象を得るためには事前準備が必須です。次の4つは最低限準備しておきましょう。
業界研究・企業研究
自己分析
履歴書やESの見直し
質問の回答例の準備

業界研究や企業研究、自己分析は「なぜその会社のインターンシップを受けたいのか」という志望動機を明確にするために欠かせない準備です。就職活動においても必須準備事項になります。選考というプロセスにおいてはインターンシップ面接も採用面接も同じです。

事前に履歴書やESを送付している場合は、何を書いたか見直しておきましょう。書類をもとに質問をされるケースもあるため、自分が書いた内容を把握しておくことで整合性のとれた回答ができるでしょう。

面接では、必ず聞かれる定番の質問があります。その質問に対する答えは少ならからず準備する必要があります。具体的にはこの後お伝えします。
 

インターンシップの面接でよく聞かれる質問


インターンシップでは「志望動機」、「学生の人柄」、「逆質問」についてよく尋ねられます。このよく聞かれる質問に対する回答は必ず準備しておきましょう。
  • 志望動機に関する質問
質問:当社のインターンシップに応募した理由を教えてください。
質問:インターンシップで学びたいこと、得たいものは何ですか?

この質問の背景としては、学生がどれだけ本気でインターンシップを受けようとしているかをみるためです。「みんなが受けるから私も受けておこう」と考えている人と「志望度が高い会社の実際の仕事を体験してみたい。どんな人が、どんな思いで、どんな環境で働いているか知りたい」と考えている人では、インターンシップに向かう姿勢は断然違ってきます。その意欲を知るための質問です。
  • 学生自身に関する質問
質問:自己紹介をお願いします
質問:自己PRをしてください
質問:学生時代に頑張ったことは何ですか?
質問:あなたの長所や短所は?
質問:大学で何を勉強していますか?

企業側が学生自身について質問する理由は、人柄や考え方を知るためです。そして自社とのマッチング度合いを把握しようとしています。数日から数週間、長ければ数カ月と一緒にインターンシップに取り組みます。信頼に足る人物なのか、真面目に向き合えるか、最後まで投げ出さないかなどを確認したいのです。
必要以上に自分をよく見せる必要はないですが、自分の情報をはっきり伝えられる準備はしておきましょう。
  • 逆質問という質問
質問:何か質問はありますか?

逆質問とは、企業側から質問を求められることです。就職活動においても定番の質問です。疑問を解消する場面でもあり、同時に意欲を伝える機会でもあります。

的外れな質問にならないように、基本的な情報はホームページなどで調べておきましょう。そのうえでわからないことを知りたい、聞きたいという思いが伝わるように質問をします。その姿勢が熱意と積極性の表明につながります。
 

インターンシップの面接時に気を付けるべきこと


インターンシップの面接当日にも注意すべき点がいくつかあります。頭の片隅に入れておきましょう。
 

基本的なマナーを守る


基本的なマナーとして、「時間」、「言葉遣い」、「基本作法」があります。
ビジネスは時間との勝負といっても過言ではありません。面接においてもお互いに貴重な時間を使います。遅刻はしないように、開始時間にゆとりをもって到着するようにしましょう。

言葉遣いは会社に入った時から見られています。面接時はもちろんのこと、受付での挨拶も元気よく、はきはきとしゃべりましょう。敬語も丁寧に使います。

基本作法として、面接室に入る際はノックを忘れずに。「どうぞ」と言われてから「失礼します」と答えて入室します。学校名と名前を伝えて「お座りください」と言われてから着席しましょう。カバンは足元やイスの横に置きます。
 

服装は社会人としてふさわしいものを


服装は、特に指定がなければリクルートスーツを着ていきましょう。シャツの第一ボタンは留めて、靴下は基本的に柄なしの黒。靴も綺麗か確認しておきます。

事前に「服装はスーツでなくても構いません」と連絡がある場合は、スーツでなくても大丈夫です。ただし、ジャケットは着用するなどオフィスカジュアルが無難です。その会社の従業員の服装に合わせてもよいでしょう。
 

おわりに


インターンシップ面接に合格するためには、事前の準備が必要です。
準備は大変なものの、入念な備えは就職活動本番にも必ず活きてきます。
本記事を参考に、インターンシップの面接の対策を行いましょう。

【執筆者紹介】

神田 道雄(かんだ みちお)
国家資格キャリアコンサルタント

飲食業界にて管理職として従事した後、培った教育ノウハウをもとに人材業界へ。就活生を対象に各種就活イベントを企画・運営。その後も幅広い年代のビジネスパーソンのキャリア相談を経て、「学生時代にこそ考えておくキャリア」について情報提供している。

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