「自己紹介…何を言えばいいのか…」そう悩む人も少なくありません。
なぜなら、普段の生活で自己紹介をする機会があまりないからです。
特に就活生の方は改めて考える必要があります。
なぜなら、就活生のみなさんはインターンシップ・企業説明会・面接と、
自己紹介をする場面は意外と多くあります。
「では、自己紹介をお願いします」と言われて、大学・学部・名前しか言えないと印象に残りません。
自己紹介をパッと1分言えるようになるだけで、どんな場面でも好印象を与えることができます。
この記事は、自己紹介をやったことがないわからない人でも、
自己紹介の型がつくれるようになる3つのポイント、
『自己紹介は武器になる』
『1分で好印象を与える自己紹介のつくりかた』
『自己紹介例文3選』について解説します。
自己紹介は武器になる
自己紹介=第一印象
なぜ、自己紹介が大事かというと、第一印象を大きく左右するからです。
「自己紹介は学校名と名前だけ言えばいい」と思っている人と、
「自己紹介は自分のことを知ってもらうチャンス!」と思っている人とでは、
必然的に印象が変わります。
「〇〇大学からきました〇〇です」
「〇〇大学からきました〇〇です。6年間野球部でキャッチャーをしていました」
後者の場合、
「ほー、キャッチャーだったのか」「ガッツありそう」
と印象に残りやすくなります。
そして覚えてもらったことが、そのまま第一印象に直結します。
限られた時間で良い印象を与えることは、就活を有利進める武器になります。
初対面で好印象、話し方、親近感、目的意識の高さ、やる気、見た目等、
自己紹介が与える好影響は少なくありません。
自己紹介は相手のため
とはいえ、人前で自己紹介をするのに抵抗があるという人もいるでしょう。
もしそうであれば、自己紹介は相手のためだと思いましょう。
そもそも、自己紹介とは、自分で自分を周りの人たちに紹介する行為です。
「私はこういう人です。よろしくお願いします」が自己紹介です。
相手が知りたい情報、話しやすくなるきっかけ、
共通点、人柄、ここにきたきっかけ等を話すことで、相手に安心してもらう行為です。
ぜひ、相手のためのためだと思って良い自己紹介をつくっていきましょう。
1分で好印象を与える自己紹介のつくりかた
では、1分で好印象を与える自己紹介のつくりかたをお伝えします。
ステップは4つです。
1.現在
現在とは、今あなたがやっていることです。
大学、アルバイト、部活、ゼミ、趣味等。
紙とペンを用意していくつか書いてみましょう。単語でOKです。
なぜそれをやっっているのか、その理由も書き添えるとなおいいでしょう。
2.過去
過去とは、過去にあなたがやってきたことです。
達成したこと、役割、長年やっていること、経験したこと、学んだこと、実績等。
これも単語でOKです。ささいなことでも書き出しましょう。
3.未来
未来とは、未来にあなたが成し遂げたいことです。
夢、期待、活かせること、貢献できること等。
未来は現在と過去とつながっていると一貫性があり、説得力が増します。
4.組み合わせる
あとは自己紹介を言う状況、場面に合わせて
現在・過去・未来を組み合わせれば完成です。
以下に作成例と、例文を示します。
1分で好印象を与える自己紹介、例文3選
<例文1>
場面:企業説明会
現在:アルバイト、厨房
過去:閉店作業が速い、誰よりも速い
未来:粘り強さを活かす
〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。在学中はアルバイトに力を入れておりました。
アルバイト先では効率化を目的に、速く閉店作業をすることを目標に掲げていました。
どうすればさらに速くなるのか?
粘り強く総意工夫し、誰よりも速く効率的に作業できるようになりました。
この粘り強さを営業職に活かせれば考えております。
本日は説明会ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
<例文2>
場面:インターンシップ
現在:ボランティアサークル、リーダー役
過去:海外ボランティア経験
未来:チームで協力
〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学ではボランティアサークルに所属し、先輩、後輩、
NPOの方たちと協力して海外ボランティアを行っています。
年齢、役割、国を超えて海外の地域福祉活動ができたのは、
チームの連携のおかげだと感じています。
今回、チームの一員として働けるインターンシップに
興味があり参加させていただきました。
よろしくお願いいたします。
<例文3>
場面:面接
現在:大学ゼミ、研究に専念、プレゼン
過去:プレゼンで高評価
未来:学び続ける
〇〇大学〇〇学部から参りました〇〇と申します。
大学では〇〇を専攻して〇〇の研究を行っています。
特に力を注いだのはプレゼンテーションです。
難しいことでもわかりやすく伝わるよう、関連書籍などで学び、練習を重ね工夫してきました。
この伝える力が評価され、大学ゼミのプレゼン大会で優秀賞をいただくことができました。
これからも学ぶ姿勢を忘れず、仕事にも活かしたいと考えております。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。
まとめ
自己紹介文を事前につくっておくことで、いざというとき慌てず、
印象に残る自己紹介をすることができます。
大事な場面で好印象を残すためにも、ぜひ今のうちに準備をしておきましょう。
【執筆者紹介】
松本 貴道(まつもとたかみち)
企業研修講師、ファシリテーター
大手企業で連結決算プロジェクト担当として従事した後、教育業界の道へシフトチェンジ。学生300人以上の個別指導、新入社員への1on1、プロジェクトマネジメントの経験を活かし、内定者〜新入社員の新人研修、中堅・管理職のリーダー育成に携わる。