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採用担当者の心をつかむ『自己紹介動画』のつくりかた

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就活をしていると『履歴書』『エントリーシート』の他に『自己紹介動画』の提出を求められるケースがあります。
企業にとっては自己紹介動画を事前に提出してもらうことで、より自社に合った人材の選出、面接時間の短縮、応募者のコミュニケーション能力の確認等、より書類選考が効率化できるメリットがあります。
就活生にとっての自己紹介動画は、内定につながる第3のツールと捉えて、前向きに提出してきましょう!

では、採用担当者が「この人いいな」と心を動かされる自己紹介動画は、どのようにつくればよいのでしょうか?
この記事では、『採用担当者が見ているポイント』『自己紹介動画3つのポイント』『自己紹介動画を撮る3ステップ』をお伝えします。


採用担当者が見ているポイント


採用担当者は「いい人がほしい」と常に思っています。人柄はどうか、コミュニケーション能力はあるか、職場の雰囲気に合いそうか、前向きな姿勢か等々。それは履歴書やエントリーシートといった書類だけでは判断できません。なので、自己紹介動画であなたの人柄や魅力を補完していきましょう。
 

企業が重視しているポイントを確認する


採用担当者が重視している「いい人」の基準は、企業によって異なります。
明るい人がいいのか、真面目な人がいいのか、周りと協力できる人がいいのか。企業が重視しているポイントを事前に調べておいて、自己紹介動画へ組み込んでいきましょう。「この人いいな」「うちで働く姿がイメージできる」「もっと話を聞いてみたい」と思ってもらえる可能性が高くなります。

具体的には、『募集要項を確認する』『ホームページをリサーチ』『働いている先輩がいれば直接聞く』『インターンシップに参加』『企業のSNSチェック』『企業説明会で直接聞いてみる』など、どんな人が求められているのかぜひリサーチしてみてください。
 

自己紹介動画3つのポイント


同じ自己紹介でも、動画と面接とでは大きな違いがあります。このポイントを理解した上で自己紹介動画を撮ることで、よりあなたの魅力が伝わりやすい動画をつくることができます。撮る前にぜひチェックしましょう。以下の3点です。

1 台本をつくる
2 時間配分
3 リハーサルをする


ひとつずつ解説していきます。

1 台本をつくる


自己紹介動画は面接官がいて話すものではなく、一方的に撮って送るものです。面接官と話してリアクションがある対話とは異なるので、相手にどう伝わっているのかわかりません。ですので、伝えたいことをしっかりと伝えるために、企業が求める応募者像などを盛り込んだ台本をつくりましょう。

2 時間配分


自己紹介動画には時間指定がある場合が多いです。1分であれば1分以内で、3分であれば3分以内でまとめるようにする必要があります。台本をつくる前に、必ずチェックしましょう。

3 リハーサルをする


自己紹介動画のいいところは、何度でもリハーサルができる点です。失敗したとしてもやり直しが可能です。カメラの向こうにいる人を意識しながら話せているか、笑顔で言えているか、話にまとまりがあるかなど、何度も撮っていいものにしていきましょう。


では、具体的にどう自己紹介動画を撮っていくか。全部で3ステップです。
 

自己紹介動画を撮る3ステップ

ステップ1 撮影環境を整える


自己紹介動画は部屋の明るさ、動画のブレ、雑音の有無で印象が変わってしまいます。好印象の動画が撮れるよう、まず撮影環境を整えましょう。

①スマホ三脚を用意する
自己紹介動画はスマホで十分できます。ただし、自撮りにするとどうしても手の奮えがあるので、ブレがある動画になってしまう可能性があります。なので、スマホ三脚を用意しましょう。スマホを固定でき、高さが調節できるものであればOKです。

②静かな環境で撮る
自己紹介動画は撮影時、自分の声以外にも周りの騒音等もひろってしまいます。極力静かな場所、静かになる時間帯に撮りましょう。
自宅での撮影が難しい場合は、友人の家、大学の教室・講堂など、静かになれる場所をあらかじめ探しておきましょう。


※パソコンで撮る場合の注意点※
自己紹介動画はスマホではなく、パソコンで撮ることも可能です。ただし、スマホで撮る場合とは異なるので、2つの注意点があります。

1 外付けWebカメラを用意する
元々パソコンについているカメラでも撮影可能ですが、できれば外付けのWebカメラをつけましょう。パソコンカメラは解像度が低い場合があるので、一度確認してみてください。録画画面がぼやけるようであれば、迷わずWebカメラをつけるか、スマホで撮りましょう。

2 高さを調整する
パソコンでそのまま撮ると、目線が『上から』になってしまいます。パソコンの前に座ると、どうしてもカメラの位置が下になりがちだからです。自己紹介動画を撮っても目線が合わないままなので、あまりよい印象を与えません。
これはパソコン本体の高さを調節すると解消します。パソコンスタンドを使ったり、重ねた本の上にパソコンを置くなど工夫し、パソコンカメラの高さと自分の目線の高さが合うよう調整してください。
 

ステップ2 自己紹介の台本をつくる


撮影環境を整えた後は、実際に話す台本をつくっていきます。動画に時間指定がある場合は、その時間内におさまるようにしましょう。以下の要素を入れて、台本をつくってください。
〇挨拶
〇学校名、学部名
〇名前
〇過去の経験、特徴、エピソード(求める応募者像に近いものを)
〇応募したきっかけ、関心を持ったきっかけ
〇締めの言葉
 
<自己紹介、例文>

はじめまして。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。
大学では心理学を専攻しており、環境が人の心に及ぼす影響に興味があります。
人の心と環境に興味をもったきっかけは、部屋の掃除が大好きだからです。
気持ちがいい空間、環境は人の心を豊かにしてくれます。
友人の部屋の掃除も得意です。
ひとつひとつ綺麗になっていくことに喜びを感じます。

今回、御社に応募した理由は「住まいの豊かさを提供する」ビジョンに共感し、
自分の学びや経験を活かせる場所であると感じたため、この機会をいただいて応募させていただきました。
御社の成長に貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。
よろしくお願いいたします。

採用担当者があなたの人柄に興味を持つよう、内容をどんどん改善していきましょう!
 

ステップ3 自己紹介動画を撮る


撮影環境を整えて、台本をつくったら、いよいよ自己紹介動画を撮る準備ができました。最後に身だしなみをチェックしましょう。
服装はどうでしょうか?髪型は整っていますか? 爪の汚れ、スーツのフィット感、清潔感など大丈夫でしょうか。
自己紹介動画においても、就活の身だしなみは必須となります。今一度、自己紹介動画を撮る前に鏡の前で確認してみましょう。
 

まとめ


自己紹介動画は書類選考を突破し、採用担当者に「面接でもっと話を聞いてみたい」と思ってもらうための新しいツールです。
ぜひ、あなたの人柄が伝わる動画をつくっていきましょう!応援しています。


【執筆者紹介】

松本 貴道(まつもとたかみち)
企業研修講師、ファシリテーター

大手企業で連結決算プロジェクト担当として従事した後、教育業界の道へシフトチェンジ。学生300人以上の個別指導、新入社員への1on1、プロジェクトマネジメントの経験を活かし、内定者〜新入社員の新人研修、中堅・管理職のリーダー育成に携わる。

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