変革のスピードがすごい!
130年以上の歴史を持つ小山株式会社は、大きな変革の真っただ中にあります。その中心にいるのが、現場視点とITを武器に改革を進めてきた取締役の土肥さんです。老舗企業に飛び込み、現場に寄り添いながら業界の常識を変えてきた取り組みとこれからの小山、そして若い世代への想いを語ってもらいました。
「この会社は絶対に面白くなる」という直感
私が小山に関わるようになって最初に感じたのは、「この会社は、変えたら絶対に面白くなる」という可能性でした。130年以上続く老舗企業というと、完成された組織のように見えるかもしれません。しかし実際に現場を見ていくと、まだまだ改善できる余地が多く残っており、アナログな業務や属人化した仕組みが当たり前になっている場面もありました。だからこそ、ITを使えば現場の負担を減らしながら、会社全体の価値を一段引き上げられる。そう直感したことが、この改革の出発点でした。

起業家としての視点と、小山との出会い
私は現在、IT開発会社の「CTPlanning」と、病院の白衣などを洗う「システムクリーニング」という工場の代表も務めています。元々は住宅建材メーカーの営業マンでしたが、これからはパソコンの時代だと確信し、独学でプログラマーになりました。自社工場には、私が開発したITの仕組みをフル導入しています。それを見学に来た小山の社長が「この会社はえげつない」と驚かれたことが、アドバイザーとして関わるきっかけでした。当初は外部から助言する立場でしたが、社長の熱意に押され、気づけば役員として経営の舵取りを任されることに。私は今も現役の経営者です。だからこそサラリーマンとは違う、圧倒的な当事者意識を持って変革に挑んでいます。

「泥臭い会社」をワクワクする組織へ
ジョインした当時の小山は、非常に「古い体質」の残る会社でした。本社へ、スーツではなくジャンパー姿で行くだけで驚かれるような保守的な風土があり、業務も非効率。営業は他社との差別化ができず、高い目標だけが空回りしている状態でした。しかし、私にはそれが「変えたら面白くなる」宝の山に見えました。まず着手したのは、経営の考え方を根底から変えることです。「経営企画」がデータを分析し今後の目標・方針を立てる部署なら、私はクリエイティブによって非連続的な未来の数字を作る「営業企画」を立ち上げました。根拠のない予算づくりを廃止し、ITを武器にお客様へどんな利便性を提供するのか。会社の未来を設計することから、私たちの改革は始まりました。

業界の常識を覆す「ITという武器」
私たちの最大の強みは、現場の課題をITで直接解決できる「内製化」のスピードです。例えば、病院で白衣の管理が煩雑だという声を聞けば、即座に自動分配機をデザインし、特許を取得してサービス化します。これは他社には真似できない、圧倒的な差別化要因となりました。システムを売って利益を出すのではなく、システムを提供する代わりに消耗品を購入していただく。こうした提案営業に切り替えたことで、競合と戦う必要すらなくなったのです。現場の看護師さんから「見える世界が変わった」と喜ばれることが、私たちの誇り。成功するまでやり抜くという執念が、この独自のビジネスモデルを支えています。

10年で売上倍増、社員数は変えずに生産性を追求
改革の結果、私が関わり始めた当初は200億円に満たなかった売上が、今や400億円を超える規模にまで成長しました。特筆すべきは、売上が倍増しても社員数はほとんど増えていない点です。これはITによるDXの本質的な成果であり、一人ひとりの生産性が大きく向上した証だと考えています。また私は「残業をさせない」ことにも強くこだわってきました。17時半になれば皆がダッシュで帰宅し、プライベートを楽しむ。効率化で生まれた時間を、次の未来を考えるエネルギーに変える。そんなメリハリのある風土が、今の小山の成長を支えるエンジンになっています。

求めるのは「上昇志向」と「楽しむ力」
私たちが求めているのは、何よりも「上昇志向」を持った人です。成長したい、もっと価値を発揮したいという素直な欲求は、仕事を楽しむための大きな原動力になります。学生時代の肩書きや、バイトリーダーの経験などは重視していません。それよりも、趣味を徹底的に楽しんだり、何かに夢中になれたりする「心の柔軟さ」を大切にしています。社会に出てからの学びこそが本番です。自分の提案一つでお客様の課題が解決し、業界全体が変わっていく。そのスピード感を楽しみ、自らレールを敷いていけるような人と、これからの小山をつくっていきたいと考えています。

寄り添う力で、事業も未来も広げていく
現在は医療・福祉・ホテル業界を中心に展開していますが、まだまだシェアを拡大できる余地は無限にあります。今後はリネンサプライの枠を超え、病院の情報セキュリティ対策など、お客様が抱えるあらゆる困りごとに寄り添える存在を目指します。複雑なネットワーク環境の安全を守り、医療現場が安心して機能し続けられるようサポートすることも、私たちの新たな使命です。会社の数字を追うのは結果論でしかありません。大切なのは、10年後、20年後の未来を想像し、そこへ続くレールを今、自分たちの手でつくり上げること。このワクワクする挑戦を、ぜひ一緒に楽しみましょう。






