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株式会社ラウンドワンジャパン

取締役常務 経営企画本部長

稲垣 隆弘

interview

海外、推し活、食――型にはまらない挑戦的な戦略が時代をつくる

1980年、大阪・泉大津市に誕生したローラースケート場から歴史が始まったラウンドワン。日本のアミューズメント企業の中でも早くから海外展開に挑戦し、着実に店舗数や売上を伸ばしています。グローバルでの成長も目覚ましいグループの変遷から、近年特に注力しているIP戦略まで、米国事業の礎を築いたラウンドワンジャパンの稲垣常務にお話を伺いました。

国内にあるすべての店舗の運営を担うラウンドワンジャパン

ラウンドワンジャパンは、日本国内に100店舗(2026年6月現在)あるラウンドワンの店舗を運営する事業会社です。現在は、アメリカや中国にも店舗を拡大していますが、ラウンドワンの始まりの地は日本。ラウンドワンジャパンはそのすべてのサービスの原点として、日本で実践した施策をアメリカや中国の事業会社へと広げていく役割も担っています。

アメリカ進出は世界中へマーケットを拡大する第一歩

ラウンドワンが海外への進出に踏み切ったのは、少子高齢化で日本のマーケットがシュリンクしていくことが明らかだったから。そして、いずれはアミューズメントの本場で勝負したいという杉野社長の強い思いがあったからこそです。とはいえ、当時の業績は決して良いとは言えず、いきなりアメリカの一等地に出店できる予算はありません。そこで、1号店の出店地に選んだのがロサンゼルスの郊外にあるショッピングモール。十分な広告費も捻出できない状況の中で、唯一こだわったのは日本の最新アミューズメント機器を導入することでした。

日本のアミューズメント機器は海外でも大人気!

既存のアミューズメント施設には日本のゲームやプリクラがたくさん置かれていましたが、日本人にとっては古い機器ばかり。それでも現地の人たちが楽しそうに遊ぶ姿を見て、日本の最新機器を導入すれば郊外でも集客が期待できると考えました。その読みは見事に当たり、オープン当初から客足は好調。お客様がSNSで拡散してくれるおかげで宣伝をしなくてもどんどん人が集まってきました。また、当時はショッピングモールから大型量販店が次々と撤退していたこともあり、新たな集客の核となるテナントとして大きな期待を寄せられていたことも大きかったです。

ラウンドワンが挑む新たな領域は「食」

さらに、我々の新しい挑戦として2026年8月に新規事業「ラウンドワンデリシャス」の1号店がアメリカにオープンします。鮨、天ぷら、焼鳥など様々なジャンルの日本食を集めた飲食店で、これはアメリカ出張の際に本当に美味しい日本食を食べられるところがないと感じた杉野社長が「本物の日本食を届けたい」と考えたのが発端。今回は一流の日本料理店にご協力いただく高級志向の店舗ですが、ゆくゆくはラウンドワンで遊んだ後に気軽に足を運んでいただけるフードコートのようなカジュアルな店舗も出店しようと計画を進めています。

バラエティ豊かなIP戦略で“推し活”市場に参戦

お客様に楽しさをお届けする上で、当社が大切にしている取り組みの一つが「コラボ」です。今まさに人気絶頂の有名タイトルやアーティストはもちろん、これから来るかも?というちょっとマイナーなアニメやアイドルとのコラボも積極的に実現していくのがラウンドワンのスタイルです。もはや私たち役員が全然知らないコンテンツもたくさんありますよ(笑)でも何が当たるか分からない今の世の中、「とにかく何でもやってみよう!」という精神でバリエーションをどこまでも広げていけるのは競合他社に負けない強みだと思いますね。

コラボ企画には地方活性化のエールも込められている

コラボ企画には地方を盛り上げていこうという側面もあります。千日前店のオープンの時にNMB48とコラボをしたように、昨年オープンした仙台の店舗でもご当地インフルエンサーとのコラボを実施しました。こうした取り組みが地方の活性化につながれば、さらにラウンドワンの社会的価値も上がっていきますし、実際、ラウンドワンがまだない地域の自治体から出店要請をいただくこともあります。地方は都心に比べて外で遊べる場所も多いですが、屋外に出づらい季節も天候を気にせず遊べる環境を提供できることは非常に価値のあることだと思います。

「ありがとう」の一言ですべてが報われる

当社で働く従業員は、日々、様々なお客様と接しています。クレーンゲームにチャレンジしているお客様がいれば応援したり、ボウリングでストライクが出たら一緒になって喜んだり。時にはお叱りを受けることもありますが、お客様の笑顔や「ありがとう」という感謝の言葉をダイレクトに受け取れるのがこの仕事の一番の醍醐味ではないでしょうか。コロナ禍を経験して、人とのリアルな触れ合いに慣れていない世代の方もいらっしゃいますが、幅広い世代のお客様と直に接する環境は自分自身が成長するためにも有効だと思いますよ。

思い立ったらいつでも行ける身近な遊び場であるために

ラウンドワンは、テーマパークのような特別感のある場所ではなく、日常の延長線上に笑顔が生まれる場所だと思っています。外で遊ぼうと思っていたけど雨が降ったからとか、限られた時間と予算の中で何かしたいという時に「ラウワン行こうぜ」と自分の庭のような感覚で遊びに来ていただけるプラットフォームを目指していきたいですね。そのために深夜でも安心して遊べる環境を維持していくことも大切ですし、訪れるたびにお客様が新しいことに出会えるよう、今後もバラエティに富んだ企画を発信していくのが私たちの使命だと思っています。

活躍できるフィールドは自分次第で広がっていく

当社はB to Cのサービス業ですので、接客も主たる業務の1つですが、それ以外のマネジメントや企画の発案なども全社員で一緒になって考えていく風土がありますので、接客だけでなくいろんな挑戦をしてみたい方に向いている会社だと思います。カラオケ、アミューズメント、ボウリング、スポッチャなど部門も様々ですが、それぞれがまるで別会社のように感じるほど業務内容も変わってきますので、そういった変化を楽しめる人もいいですね。業種を問わず何でもチャレンジしてみたいという方はぜひ一度当社をのぞいてみてください。

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