会社って、みんなで創り上げていくものです！【代表取締役　坂本 正勝】

「うちは、保険代理店らしくない保険代理店なんです」。そう言って笑う坂本社長は、公務員という”安心の肩書”を捨て、「ALM」を創業。独自の営業手法を軸に、理念に共感してくれるスタッフを少しずつ増やしながら、トップ代理店としての地位を築き挙げてきました。

会社設立以来、13年連続でMVPを獲得！

生命保険や医療保険、自動車保険といった保険商品を取り扱う保険会社さんから委託されて、保険契約の媒介を行う事業者、それが保険代理店です。「ALM」もそういった保険代理店事業を行っている会社なのですが、他の代理店さんにはない強みや差別化ポイントがたくさんあるんです。
一つは、全国で最上位の実績を残しているということ。大手外資生命保険会社さんの委託先として、全国6,000社中トップクラスの売上を記録、MVPは13年連続で獲得、2022年にはライフインベストという特定の保険商品の販売実績で、全国1位を成し遂げています。

生命保険代理店の募集人さんに営業手法を教える保険代理店⁉

二つ目のポイントは、生命保険募集人さんに対して、保険の営業手法をレクチャーするという点です。私たちが、他の代理店の募集人さんに教えることなんてあるの？と思われるかもしれませんが、あるんです（笑）。これも「ALM」の実績が評価された結果で、実際2022年頃から数多くの募集人さんの前で「ALM」の手法や理念について講演させていただきました。今後の講演依頼も数多くいただいていて、継続して行っていく予定です。

研修事業を推進する会社を設立！

三つ目に挙げるのが、今私が最も力を入れている取り組みで、「ALM」の営業メソッドを、同じ保険代理店さんに提供するというものです。「ノウハウを競合会社に渡していいの？」と驚かれるかもしれませんが、私には生命保険業界全体で向上していきたいという想いがあるんですね。
2022年12月に、この研修事業を推進する「株式会社タッチ＆ゴー」という会社を立ち上げまして、翌年5月から講座を開講。早くも「実績が上がった」「考え方が変わった」という嬉しい言葉をいただいています。

日本郵政時代に培った保険・金融業のスキル

「ALM」設立以前、私は日本郵政で働いていました。そこで郵便物の配達に始まり、貯金事業、そして保険事業に携わりました。商品知識、広告宣伝、営業企画、販売員の育成まで、金融の基礎は日本郵政で学びました。独立して「ALM」を設立した直後は、知名度が圧倒的に低いので、まずお店をつくるところから始めました。自己資金をフルに投入して地元の路面店として小さな店舗を構え、個人顧客に対して保険商品を販売。好調な売上げもあり、その後、12店舗にまで増やしましたが、近年は当初の目的は果たしたということで縮小しつつあり、個人向けについては大手通信販売会社との業務提携に力を入れながら、法人向けについては、事業継承、福利厚生、経費節減など、幅広くお客様に寄り添うコンサルティングサービスに注力しています。

保険営業は「奉仕」の心で

先ほどお話した保険代理店としての実績や「保険代理店らしくない」取り組みは、「愛」という考え方に根差しているんです。
日本郵政時代にもっとも培われたのは、自分たちは公務員であり、「奉仕者」であるという考え方。困っている人を助ける、困っている時に喜んでもらうというのが保険であり、それを提供する私たちには「愛」がなければならないんですね。事実、保険営業で実績を挙げている人って、人に対する奉仕の気持ち、「愛」にあふれている人ばかりなんですよ。「ALM」の設立後もその想いは変わらず、むしろより強くしながら、17,000人以上の既契約のお客さまへ、または6,000社の保険代理点さんに向けて奉仕の気持ちで保険とノウハウの提供を行っています。

会社は社長のものではない！

会社を運営していくうえで大切にしてきたのは、正直であるということです。「ガラス張り経営」なんて言葉がありますが、私はスタッフに対して、良いことも悪いことも包み隠さず話し、相談して解決を図ってきました。それは、会社は社長一人ではなく、みんなで創り上げていくという考えがあるから。日本は、「会社＝社長のもの」で、社長一人では回しきれないから、従業員を雇って彼らの時間を使って、社長一人が儲けるという構図になりがちです。私はそれが嫌なんです。「ALM」も「タッチ＆ゴー」もみんなの会社なんですよ。

オンリーワンになるためには努力も必要

「ALM」で一緒に働くうえで求めるのは、一つには努力すること。「ナンバーワンではなく、オンリーワンをめざそう」という言葉が流行った時期がありましたが、「何もしなくても、そのままの自分で良いんだ」という誤った解釈をしている方が少なくありません。人間である以上、目標や夢をもって、努力をしないと、ナンバーワンどころか、オンリーワンにもなれないでしょう。「ALM」は、「愛」を理念にしながら、努力することをいとわない精鋭の集まりなんです。
もう一つ挙げるとすれば、素直なことでしょうか（笑）。優秀なスタッフほど、みんな素直。話し方でも何でも良いと感じたことは吸収して、自分のものにして成果を挙げていくんですよ。

売上ゼロでも年収300万円を保障

成果に対しては、給与やインセンティブなど報酬できちんとお応えします。ただ当社は、例え営業売上がゼロであっても、基本給300万円を保障。月給ベースで25万円以上を支給しています。それでも保険の営業って難しくて、残念ながら退職する人も少なくなかった。「アルム式メソッド」を確立して、伝えていこうと考えたのは、保険営業に楽しさや、やりがいを感じて欲しいという側面もあったんですね。

「アルム式メソッド」で働きがいを創出

AI（人工知能）の台頭は、保険業界に少なくない影響を及ぼしてくるでしょう。でも、保険の提供が「愛」である以上、人から人へ伝えるという図式は崩れないと思っています。お客さまに対して、奉仕の心で安心を与えていくことを機械にできるとは思えないんですね。ただ、業界全体で働き手の高齢化が進んでいるという現状があります。ここは、若い力が必要になる。だからこそ「ALM」のメソッドは惜しみなく伝えていきたいですし、そうすることによって、保険業界で働くことの意味や、働きがい、生きがいを感じてもらえるようにしていきたいと考えているんです。