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中井青果株式会社

個人プレーは過去の遺産。ゴールはチームで目指す!

異業種から転職組で営業を担当する2人。中井青果の現場を最前線でリードする社員が語る「市場の今」と「働く魅力」とは?

  • 第三営業部 部長

    中野 浩志

    調理師としてのキャリアを経て、2008年に入社。配送、営業と経験し、2016年に部長に就任。休日はゴルフや子どもの野球をサポート。

  • 第三営業部 課長

    勝田 祥貴

    前職は自動車会社の技術職。2018年に入社し、配送・営業を経て、2024年に課長へ就任。釣りが趣味。

異業種から卸売業へ。中井青果との“縁”

  • 中野 浩志:私は最初、調理師として飲食業界にいたんですよ。自分で店を出そうと働いていた職場を辞めて、次のステップまでの経験としてアルバイトで入ったのがきっかけです。朝は早いけれど、雰囲気が良くて「これは居心地いいな」と思ってたら、気づいたら社員になっていました(笑)。

  • 勝田 祥貴:僕はトヨタの自動車の技術職をしていたんですけど、コロナ禍で目指していた技術コンテストがなくなるなどして、「このままでいいのか?」と悩むようになって。ちょうどそのタイミングで中井青果で働いている親族から話を聞いて、興味を持ったんです。

  • 中野 浩志:全然違う業界に来るって、なかなか勇気いるよね。最初、どんな感じだった?

  • 勝田 祥貴:元々実家が鮮魚店だったんで仕事のイメージはしやすかったんですが、実際やってみると、何もかもが新鮮でした。朝は早いし、野菜の重さも想像以上。でも、先輩たちがみんなよく声かけてくれて、気さくな雰囲気だったのがありがたかったです。“上下関係ガチガチ”な職場じゃないのが、僕にはすごく合っていましたね。

  • 中野 浩志:役職関係なく、みんな距離が近いからね。現場で一緒に汗かくし、普段から雑談も多い(笑)。ゴルフやら釣りやら社内イベントも多いから、社員同士の仲はいいね。

トライアンドエラーを繰り返し、会社はまだまだ成長中

  • 中野 浩志:中井青果の特長は「数字に対する意識の高さ」。ミーティングや全体会議で情報共有を徹底して、全員が同じ目線で動いてる。お客さんのことを第一に考えながら、それぞれが数字に責任を持って働いているところが強みだよね。

  • 勝田 祥貴:あと、取引先が多くて1社に依存していないのも大きいです。得意先が分散していると、どこか1社に左右されない安定感があるし、それが現場にも安心感をもたらしてくれてると感じます。

  • 中野 浩志:挑戦させてくれる風土もあるよな。社長も「やってみたらええやん」ってスタンスで、部長や課長が背中を押してくれる。実際、私も失敗してきたけど、「それはそれでええ経験や」って言ってもらえて次に活かせたことが多い。

  • 勝田 祥貴:僕もそれは感じています。新人時代にちょっと思い切った仕入れに挑戦したとき、思ったほど売れなかったんですよ。でも、そこで怒られるんじゃなくて「次どうする?」って一緒に考えてもらえたのがありがたかったです。

  • 中野 浩志:そういう試行錯誤を積み重ねてきたからこそ、今の中井青果があると思う。型にはめるんじゃなくて、それぞれのやり方を尊重して、ちゃんと見てくれている会社だと思います。

働きやすさも時代に合わせてアップデート!

  • 勝田 祥貴:入社当初も上司との距離感とか近くて雰囲気は良かったですけど、ここ最近はより、コミュニケーションが活発になりましたよね。話をするのが得意でない人もいるけど、孤独にならないよう声を掛けあっています。

  • 中野 浩志:昔はもっと“個人プレー”で、「自分のことは自分で」って感じだったよな。でも今は、若手もベテランも関係なく情報を共有して、全体で動けるようになってきたと思う。毎週ミーティングやって全体会議もやって、しっかり情報やスキルを共有する土壌ができた。

  • 勝田 祥貴:若手が多いのも大きいですよね。他の仲卸と比べても20代30代が多くて、しかもバリバリやっている。かといって若手だけでなく、ベテランも活躍してるし。

  • 中野 浩志:年齢のバランスはいいよね。上も「聞く耳持とう」って空気があるから、若手が意見を出しやすい。今は本当に“チームで動いている”っていう実感があるね。

仲卸の存在価値とは?

  • 中野 浩志:市場には大きく分けて「卸売会社(荷受)」と「仲卸会社」がいて、農家(JA)の代理人が荷受、小売の代理人が仲卸、という構造。荷受と仲卸の間で値段が決まるわけだけど、最近はネット販売や生産者からの直送も増えてるね。

  • 勝田 祥貴:だからといって仲卸がいらなくなるわけではなくて、むしろ、より必要になってきている場面もあると思います。日本の農家さんは小規模経営が多いですし、農家さん自身が収穫から梱包、発送まで全部自分でやるのは現実的にかなり大変です。

  • 中野 浩志:うん。出荷量も限られている中で、自分で売るところまでやるのは無理がある。その点、中井青果みたいに、大量の青果を一括で受けて、小売店ごとに細かく仕分けて届けるって、実はかなり専門的なノウハウがいる。そこが仲卸の価値なんだよね。

  • 勝田 祥貴:それに、小売側としても「明日までに◯◯を◯ケース」って急に言いたいときがある。そういうスピード感に応えられるのも、僕たちが間にいるからこそ。だからこそ、現場で動ける仲卸の存在って、これからも必要とされると思います。

生産者とのつながりと信頼関係

  • 中野 浩志:量販店の方と一緒に産地に足を運ぶこともあるんですが、実際に畑を見て、生産者さんの話を聞くと、「こんなに手間かけて育ててるんだ!」と、改めて感じます。そういう背景を知っていると、提案の仕方も自然と変わってくるね。

  • 勝田 祥貴:わかります。生産者の方の顔が見えると“預かって売る”っていう責任感も湧いてきますよね。お客さんに伝えるときも、言葉に重みが出るというか。あと、生産者さんが市場に来てくれるイベント!あれも生産者と触れ合ういい機会ですよね。

  • 中野 浩志:イベントは楽しいね。いろんな産地の方が集まって、ご当地キャラクターが来たり、芸能人が来たりすることもあって、ちょっとしたお祭りみたいになる。普段は産地に行かないスタッフも、「この人が作ってるんだな」って顔が見えると、野菜への向き合い方も自然と変わるし、現場全体の意識も高まる。

  • 勝田 祥貴:そういうつながりを実感できる場があるのって、仲卸としてすごく意味があると思います。信頼関係のベースがあると、ちょっとした相談やお願いもしやすくなるし、結果的にお客さんにもいいものが届けられる。これからも、そういうつながりは大事にしていきたいですね。

失敗を恐れず挑戦したい人へ

  • 中野 浩志:私は「正直な商売」をすれば、相手に信頼されて、結果的に長く取引が続くと考えています。信頼関係の積み重ねが大事で、それがやりがいにつながります。扱う物量や金額が大きいのもやりがいです。気づけば「年間10億円プレーヤー」になれる世界ですよ。

  • 勝田 祥貴:育成体制もしっかりしていますし、インセンティブ制度もあって、結果を出せばしっかり評価されます。最初は右も左もわからなくても、やっていくうちに自然と分析力や判断力が身についてきますよ。

  • 中野 浩志:失敗しても「次どうするか」を一緒に考えてくれる会社ですから、怖がらずに挑戦してほしいね!

  • 勝田 祥貴:そうですね。何事にも前向きに取り組める人と一緒に働けたら嬉しいです。朝は早いですけど(笑)!

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