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株式会社エースタイル

代表取締役

谷本えり香

interview

スタッフが主役になれる介護・福祉へ。“人が輝く”組織づくり

介護・福祉事業を中心に、訪問看護や派遣など幅広い事業を展開する株式会社エースタイル。代表取締役の谷本えり香さんが大切にしているのは、利用者様への質の高いサービスと、スタッフが自分らしく輝ける環境づくりです。“介護会社らしくない”発信や多様なキャリアパスで業界の新たな可能性を広げる同社。谷本社長に、組織づくりや介護・福祉への想いを聞きました。

“攻め”と“守り”で、介護・福祉を支える

エースタイルは、主人である谷本吉紹が創業した会社です。創業当初は営業や人材派遣を中心としていましたが、少子高齢化という日本の課題に向き合い、社会に貢献できる事業をしたいという想いから、介護・福祉事業を始めました。
主人は、新しいことをどんどん切り拓く"攻め"のタイプです。飲食や美容など多彩な事業にも挑戦してきました。一方で、利用者様やご家族から見ると「何をしている会社なのか」が伝わりにくくなる部分もありました。
そこで、攻めの部分は主人が担い、私は介護・福祉を中心とした"守り"の組織づくりを担うことに。もともと現場を支える仕事を続けてきたので、今の役割も自然な流れでしたね。スタッフが安心して働ける環境を整え、利用者様に良いサービスを届けることが、私の大切な役割です。

“介護会社らしくない”発信で、介護に出会う入口を広げたい

当社のホームページやSNSを見て、「介護会社っぽくない」と言われることがあります。そこは、ある意味では意識してきた部分でもあります。
介護や福祉の需要はとても大きい一方で、業界全体として人手不足は深刻です。介護に興味がある人だけに向けた発信では、なかなか担い手は増えていきません。だからこそ、まずは「なんだか面白そうな会社だな」「この会社なら介護の仕事に挑戦できるかもしれない」と思ってもらう入口をつくりたいと考えてきました。
目立つために発信しているというより、介護・福祉の仕事に興味を持ってもらうきっかけを増やしたいんです。SNSや動画、会社としての見せ方も含めて、一人でも多くの人がこの業界に踏み出すきっかけになれたらと思っています。

地域に根ざす、エースタイルらしい広げ方

今後の展開について、介護・福祉事業をむやみに全国へ広げていくことは、今のところあまり考えていません。介護・福祉は、人が人にサービスを提供する仕事です。だからこそ、管理職が現場を見に行ける距離感や、日々の変化に気づける体制がとても大切だと思っています。
施設が遠くなりすぎると、管理の目が届きにくくなるだけでなく、スタッフにとっても負担が増えます。当社は大阪を中心に、遠くても守口・門真あたりまでのエリアで事業を展開しています。スタッフがヘルプに行く場合でも、極端に遠い場所へ行く必要がないので、働きやすさにもつながっています。
地域に根ざして、利用者様にもスタッフにも無理のない形で事業を続けていくこと。それが、当社らしい介護・福祉の広げ方だと思うんです。

いいサービスは、スタッフが満たされていてこそ

私たちの仕事は、モノを売る仕事ではありません。人が人に向き合い、サービスを提供する仕事です。だからこそ、働いているスタッフの状態がとても大切だと考えています。
スタッフのメンタルや働く環境が整っていなければ、利用者様に本当に良いサービスを届けることはできません。業界全体として人手不足が続く中、余裕のない状態で働き続けると、どうしてもサービスの質にも影響が出てしまいます。
だから当社では、スタッフが無理なく働ける環境づくりを重視しています。人を集めること、定着してもらうこと、働きやすい仕組みをつくること。すべては利用者様に良いサービスを届けることにつながっていると思っています。

スタッフの「やってみたい」を形にする

スタッフ一人ひとりが持っている思いやアイデアを大切にしたいと思っています。以前、介護施設で利用者様向けのレクリエーションをもっと充実させようという話になったとき、あるスタッフが「外に出かける企画をやってみたい」と提案してくれました。
そのスタッフは、普段から積極的に発言するタイプではありませんでした。でも、海遊館や動物園に利用者様と出かける企画を考えてくれて、実際にとても良いイベントになりました。そのときに、目立つ人だけでなく、普段あまり発言しない人の中にも、面白いアイデアや利用者様を思う気持ちがたくさんあるのだと感じました。
当社では、管理職が現場の声を吸い上げ、必要なことはタイムリーに共有するようにしています。スタッフの「やってみたい」が形になりやすい環境をつくることが、結果的に利用者様の喜びにもつながると考えています。

頑張る人が、ちゃんと報われる会社に

最近、特に力を入れているのが評価制度の見直しです。以前から評価制度はありましたが、現場からは「賞与だけでなく、毎月の給与にも頑張りを反映してほしい」という声がありました。
介護の仕事は、営業職のように数字だけで成果を判断することが難しい仕事です。施設ごとに評価の基準が違ってしまうと、不公平感も生まれてしまいます。そこで、本部で明確な基準をつくり、評価するメンバーも選定して、できるだけブレのない評価ができるようにしました。
頑張っている人が、きちんと評価される会社でありたいと思っています。評価制度を整えることは、スタッフのやりがいにもつながりますし、最終的にはサービスの質を高めることにもつながると考えています。

自分に合う道を、会社の中で見つけてほしい

当社では、介護・福祉だけでなく、グループ内でさまざまな事業を展開しています。そのため、一つの職種だけに縛られず、自分に合う道を見つけやすいのが特徴です。
実際に、介護職から本部業務に移ったスタッフもいますし、飲食事業からSNSコンサルの仕事に挑戦したスタッフもいます。介護の現場で経験を積み続ける道もあれば、別の事業で新しい力を発揮する道もある。会社を辞めなくても、自分の状況や希望に合わせてキャリアを考えられるのは、当社の強みだと思いますね。
未経験の方に対しても、座学や実技研修、現場での同行指導などを通じて、安心して学べる体制を整えています。資格取得支援もあるので、介護を一から学びたい方にも挑戦していただきやすいと思います。

女子野球部も、介護・福祉のなり手を増やす入口の一つ!

当社には女子野球部があります。発足のきっかけは、社会人になっても野球を続けたい女性が多いという話を聞いたことでした。それなら、野球を続けながら働ける場所をつくれないかと考えたんです。
女子野球の経験者は体力がありますし、チームワークも身についています。高齢の利用者様の中には野球が好きな方も多いので、会話のきっかけにもなります。実際に、野球をきっかけに入社したスタッフが介護・福祉の仕事に出会い、その後も現場で活躍してくれています。
野球を続けたいという想いと、介護・福祉の担い手を増やしたいという想い。その両方が重なって生まれたのが女子野球部です。介護に興味がある人だけでなく、いろいろな入口からこの仕事に出会ってもらうことも、当社らしい取り組みの一つだと思っています。

自分と向き合い、挑戦できる場所でありたい

私は、エースタイルを「仕事を通して自分と向き合える場所」にしたいと思っています。決められたことだけを淡々とこなすより、少し怖くても新しいことに挑戦してみたい人。自分の可能性を見つけたい人には、当社は合っていると思います。
経営陣とスタッフの距離が近く、現場の意見も届きやすい環境です。小さな「やってみたい」を形にできるチャンスがありますし、髪色やネイルも業務に支障がない範囲でこれまで以上に自由にしていく方針です。子育て中のスタッフも多く、私自身も子育てをしながら働いているからこそ、助け合うことの大切さを日々感じています。利用者様はもちろん、働くスタッフも主役になれる会社を、これからもつくっていきたいです。

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