オモシロイ会社づくりを支えるプロとは!?
戦略企画部の最高責任者として、営業から企画・戦略立案まで一環したコンサルティングを担う西崎隼平さん。採用面接やインターンで就活生と接する際の注目ポイント、丁寧に回数を重ねて行われる選考の内容など、新卒採用の裏話をお聞きしました!さらに、44もの社内制度が次々と生まれていった背景も語っていただきました。
トゥモローゲートは「オモシロイ会社づくり」をする会社
学生さんや採用志望者に対しては「世界一変わった会社を目指しています」と自己紹介することが多いですが、クライアントには「オモシロイ会社作りをお手伝いする会社です」と説明しています。「オモシロイ」の定義は人によって色々ですが、当社のビジョンマップでは「ささる×あがる=ひらく」と明確に定義づけています。これは言い換えると、人から選ばれる企業をつくること。本当に選ばれるためには会社自体の魅力がターゲットにブレずに伝わり、商品やサービスがユーザーの望みと合致している状態を作る事が重要です。そのためには、表に見える部分=認知を加速させるためのデザインだけでなく、社内研修や制度の設計など内部にまで関わって企業ブランディングを進めていく必要があるんです。

新卒採用で“ブラックな企業”を打ち出した理由とは?
創業4年目の2014年に初めて新卒採用を行いましたが、ありきたりの採用方法では応募が来ないことはわかりきっていました。「世界一変わった会社」を目指すのに、採用方法が他社と同じではダメですよね。そこでコーポレートカラーの黒を押し出し、「ようこそ、ブラックな企業へ。」をキャッチコピーにしました。就活生が一番避けたい就職先といえばブラック企業。それを逆手にとって、「ブラックな企業」というワードに「なんだろう?」とワクワクしてくれる人を集めたいという狙いもありました。結果、その年は7000人から応募をいただきました。
トゥモローゲートが採用したい人
「一緒に本気でオモシロイ会社を作ってくれる人」です。「本気で取り組みます」と口で言う人は多いですが、その言葉を本当に実行に移せる人が理想です。採用選考は実績重視。学生時代にビジネス経験がある人など、具体的な成果を上げた人を特に歓迎します。とはいえ、まだ実績がない・・・という人ももちろんいますので、選考中に課題を出すなどしてその人の伸びしろを測ります。当社の採用は5次選考、6次選考までありますが、それは応募してくれた方のポテンシャルをきちんと見極めたいからこそ。落とすための選考はしていません。
選考脱落寸前からの復活も!?
面接やインターン中に「ごめんなさい、このままでは不合格です」と率直に伝えることもあります。その上でポテンシャルを秘めていると感じた学生には、課題を通じて再評価の機会に挑戦してもらいます。インターン中の学生が1週間で大きく成長して逆転入社したケースもあります。たとえ選考時点で実績がなくても、本気で入社したいという気持ちを行動に移して選考中にも変化を見せてもらえれば、それも実績としてきちんと評価します。
大切なのは「いいやつ」であること。採用で大切な印象値
他に採用で重視しているのは会った時の全体的な印象。「印象値」と呼んでいます。皆さんも大学の教室や日常生活で、気が合いそうな人を直感で見極めていますよね。印象値はそれを研ぎ澄ませたような感覚のことです。特に重視されるのは営業職で、デザイナーなどクリエイティブ職では少し話が違ってくるかもしれません。ただ胸を張って言えるのは、弊社には部署を問わず「いいやつ」が多いということ。志は高くても、仲間や他人を蹴落として上を目指すことを良しとするような人間はいません。その見極めは採用の入口でしっかりしているつもりです。

ユニークな福利厚生。社員の発案で生まれたさまざまな社内制度
当社には社員の発案で生まれた44の社内制度があります。例えば、「ブラックマンデー」では月末の月曜日のみ、午後出社が可能な制度。週末の休日と組み合わせることで、旅行などの予定も幅を作ることが出来ます。「妊活タイム」は勤務時間内に申請の必要なく、男女問わず病院を受診できる制度です。これはメディアで紹介されるなど大きな反響がありました。現状、既婚者が多いので使う人は少ないですが、失恋休暇もあります。他にもSNSでバズると休みがもらえる「バズ休」など、「世界一オモシロイ会社」を目指す一環として作られたユニークな制度が揃っています。
オモシロイ福利厚生を設計する理由
これらの社内制度は「社員が一緒になって会社を作っていく」というスタンスから生まれてきたものかもしれません。単に面白い社内制度や福利厚生を作れば労働環境が良くなるわけではありませんし、前提として全員が仕事に対する熱意と責任感を持っているからこそ、色々な制度を柔軟に導入できるのです。フレックスタイム制度もその一例で、社員がきちんとプロ意識を持って働いているからこそ、自由な勤務が成り立っています。社員の意見が柔軟に反映された結果、より責任ある仕事が果たせるという循環がある事が、この多様な制度を支えているのです。