変わる建築現場で、変わらない情熱を燃やす!
ゼネコンのコア事業である建築工事。実に40年近くを淺沼組の現場とともに歩んできた堀江建築部長が、建築という仕事の魅力と若者への期待を語り尽くします。「現場がとにかく好き!」という堀江部長の建築愛をご覧ください。
病院、教育施設から大型の物流倉庫まで
大阪の建築部は、およそ170名が在籍しています。お客様からご発注いただいた建築工事を、お客様の要望に合った形で提供するのが仕事です。
長らく病院、教育施設の施工を得意としてきましたが、最近では時流もあって物流倉庫なども多く手がけるようになってきています。
私が携わった実績でいうと、泉南にある七山病院が印象的です。非常に大きな病院なのですが、淺沼組の仕事を評価してくださって、25年ほど前の竣工時から今日のリニューアルに至るまでずっとお付き合いをいただいています。そういった長く仕事をさせていただけるお客様が多いのも私たちの魅力ではないでしょうか。
就活生にとっての魅力はワンストップで工事ができること
私たちの強みは、まずなんといっても130年という歴史でしょう。先人・先輩から受け継がれ、磨かれてきたノウハウ、技術が、病院や学校をはじめとした得意分野を生み、新しい分野への進出を可能にしていると思います。
また、就活生の方や新入社員に聞くと、淺沼組の建築は基礎工事から竣工まで携われることが魅力だと言われますね。骨組みの工事だけ、壁の塗装だけといった断片的な施工ではなく、更地の状態から完成までを見届けられるのが淺沼組の建築の特徴です。
建築という仕事はメイク
私たちの仕事のやりがいは、自分の経験談になってしまって恐縮なのですが(笑)、やっぱり基礎工事から順番に建物を作り上げていく過程、全工区に関われるということですね。完成する少し前に、工事用の足場材などを取り外すんですが、その建物の全貌が現れる瞬間というのが、なんとも言えず感動的なんです。建築という仕事は、メイク、お化粧だと思うんです。目的に合わせて、機能的に、美しく仕上げていく。私たちでなければ味わえない喜びであり、やりがいですね。
完成してお客様にお渡しする際には、わが子と離れるような気持ちになります(笑)。
先輩の背中を見ながら着実にレベルアップを
入社後、建築部に配属されることになれば、まずはしっかりと研修を受けていただいたのちに、現場の作業所での事務的な業務から始めていただきます。お客様に進捗の報告をするための工事中の写真を撮影などですね。
だんだんと経験を積んでいくことによって、業務の質、量ともに変化していきます。最初のステップアップとして例えば主任クラスになりますと、工事全般の打合せをお客様はもちろん、実際に工事を担ってもらう協力会社さん、職人さんと行いながら進めていきます。
とはいえ、まずは先輩の背中を見ながらゆっくりとで構わないので着実に知識と技術を身につけていっていただければと思います。
建築現場のマネジメントを担う役職に!
現場の仕事の醍醐味の一つに「工事の管理」があります。当社でいえば、例えば工事現場の作業所の所長がその役割を担います。工事の規模に応じた人員確保に始まり、資材の手配、工事スケジュールの作成、そして、安心と安全に配慮した工事の進行など、建築現場のすべてのマネジメントを担うのは、とてもやりがいがあると思います。大規模な工事ともなると、20~30社もの協力会社さんを束ねることに。もちろん責任は伴いますが、自分がこの現場を動かしているという高揚感は、代えがたい魅力ですね。
柔軟にニーズにお応えしてフロアを2つ増設
時代とともに、お客様のニーズも変化してきています。求められるのはコストパフォーマンス。コストを抑えながらも、いかに品質の高い建物を作るかが、近年の課題です。ただ、淺沼組は時代の要望に確実に応えられるスキルやノウハウの蓄積があります。
少し話がずれますが、以前携わった案件で、途中で建築に関する法律が改正されるということがありました。完成が間近に迫っていたのですが、法改正に伴い、増築が可能になるということで、急遽ではありましたが、お客様の要望に応じてフロアを2つ増やす工事を実行し、完成させることができました。これは私たち建築部だけの実績ではなく、技術研究所や設計部といった他部署との連携によって成しえました。淺沼組だからこそできた仕事だったと自負していますし、ニーズに柔軟かつ的確に応じられる素養があるんですね。
ポジティブに変化する建築の現場
建築の仕事と現場は、本当に変わってきました。作業の機械化、拘束時間の減少、休日の増加、書類作成のデジタル化など、どんどん働きやすくなっています。この仕事に抱かれがちなネガティブな印象は、どんどんなくなっていると感じています。昔を知る私が言うのですから間違いありません(笑)。ですので、若い皆さんが働き甲斐をもってチャレンジしていただける仕事であり、会社だと思いますね。
建築の仕事をずっと好きでいてもらいたい
私は採用の面接官もしているのですが、現代でも建築に興味がある、モノづくりが好きという若い方は多いように思います。その気持ちを、まずはそのまま淺沼組にもってきてください。やりがいを持って仕事ができると思います。当然体力的に大変なこともあります。合わない業務もあるでしょう。そういった時は私に相談してください。必ず解決策を見つけていきます。
現在私は管理職としてオフィスにいることが多いのですが、実は現場で汗をかくほうが好きなんです(笑)。なので、現場にできる限り顔を出して、せめて頑張っている皆さんの相談相手になりたい、そしてこの仕事をずっと好きでいてもらうために最大限の努力をしたいと思っています。