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株式会社オマージュ

代表取締役

徳山 宣武

interview

「逃げない」姿勢が、新しい価値を生む

実直な人柄と包容力でオマージュを前進させ続けてきた徳山社長。単なる「人材派遣業」の枠に収まらないビジネス展開で、大阪を拠点に全国に商圏を拡大させてきました。過去と今を振り返り、未来の展望を語ります。

エンタメ業界に強みを発揮しています

当社の仕事を一言でいえば、人材派遣業です。人材を必要としているクライアントに対して、ぴったりのスタッフ(アルバイト)を招集・派遣し、求められる業務に従事してもらいます。派遣先と業務は多岐に渡ります。イベント会場であれば、設営から撤去まで。物流であれば、展示会の設営・撤去、倉庫内での作業や引っ越し、配送、製造であれば機械のオペレーター、サービス部門であれば、飲食店のホールや販売補助などがあります。
なかでも、エンタメ業界がオマージュのもっとも強いフィールドです。大ホールでの有名アーティストによるライブ演出の設営には数多く携わってきました。

「責任施工」にたくさんの支持をいただいています

私たちがお客様から支持される最大の理由は、単なる派遣業ではなく、「技術」を提供しているという点です。つまり、イベントの設営であれば、それに熟練したスタッフを送り込む、なおかつ当社の社員が必ず現場で指揮を執る「責任施工」ということを徹底しているんですね。ここが当社の圧倒的な差別化ポイントです。
責任という言葉の背景には、「誠実」があります。お客様の要望に真摯に応え、最大限の努力を怠らない姿勢が、評価されてきたんだと考えています。

多業界へのビジネス展開が功を奏しました

縁あって私がオマージュの代表になったのが、2003年のことです。当時は5人ほどの小さな会社でした、エンタメ業界を皮切りに、徐々にクライアントと事業を拡大。現在では、大阪、東京、名古屋、福岡に拠点を設けられるまでになりました。リーマンショック時やコロナ禍では、ビジネス的に苦労した場面もありました。ただ、企業としての体力には自信がありましたし、エンタメに限定せずに派遣事業を行っていたことが功を奏し、乗り切れました。
この多業界への事業展開と、技術を提供するビジネスは、同業他社との差別化にもつながっています。

善後策をいかに素早く講じるかが大切です

「人と人との出会いを大切にする」という姿勢が、オマージュの企業理念です。まず、対クライアントには、価値ある人材と業務を提供することが、事業を行う上での最大の使命です。
そのために、働く私たちはお客様から「逃げない」ということを実践しなければなりません。要望に応じられなかった、人員が足りなかったなど、失敗やミスは人間ですからあります。私も、失敗はたくさんしてきました。でもそこで善後策を素早く講じれば、たとえ失敗していてもお客様からの信頼を勝ち得られるんですね。この点は、社員皆さんに伝えているところです。

私が矢面に立って一緒に解決していきます

社員に対しては、給与や賞与、手当といった経済的な面はもちろん、精神的な豊かさについても追求しています。
精神面でいうと例えば先ほど申し上げた、「お客様から逃げない」を実践する際の社内の体制です。失敗やミスをすれば、誰でも焦りますし、抱え込んで不安になります。そこで、上長や先輩がフォローする仕組み、風土をつくり上げてきました。もちろん、私が解決できることであれば、矢面に立ちます。会社全体で一人をバックアップする、それがオマージュというチームなんです。

本音を語ってくれることを期待しています(笑)

社長に就任した当時から考えると、社内制度も充実してきました。個人の評価については、客観的な数値と定性評価を併用。営業所単位のリアルな目で、確かな評価ができるように仕組みをつくってきました。
定性評価については、面談を定期、不定期で実施。各部署の、営業所の上長が中心ですが、折に触れて私も社員との個別面談をさせてもらっています。その際には、なかなか社長に対しては難しいとは思うのですが、どうか本音を語ってくれればと思います(笑)。

入社前に特別な知識やスキルは必要ありません

オマージュに少しでも興味をもってくれた就活生の皆さんに伝えたいのは、まずオマージュは働きやすい環境だということです。常に助け合って仕事をする人間関係の良さは、誇れるものだと確信しています。
また、入社前に特別な知識やスキルは必要ありません。的確なOJTで磨かれるものなので、今は元気があればいい(笑)。これが私の本音です。

人生が豊かになるのを感じられる会社です

オマージュで働くと、本当にいろいろな人に出会えます。同僚だけでなく、現場スタッフ、さらにはお客様。毎日異なる人と出会い、共に仕事をするなかで、人生が豊かになっていくのを感じられると思うんですよね。人間としての器が大きくなるというか、互いが互いを高め合っていくのを実感できるのではないでしょうか。ぜひとも若い人にこそ、この感動を味わって欲しいですね。

「和」を大切に、着実に歩みを進めていきます

今後のビジョンですが、まずは確実性ということを大事にしていきたい。規模や事業を拡大するよりは、安定して業績を残せるようにすることを一番に考えています。そのためには、現在クライアントである業界に対しての、対応を強化しなければなりません。改めて基盤をしっかりと固めて、次世代につないでいくことが、私の役割です。
一方で社内の環境整備には、柔軟に取り組んでいきたい。チームオマージュとしての「和」を大切にしながら、一歩一歩着実に進めていきます。

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